精神科スーパー救急病棟の看護師の入院時の役割ってどんなもの？

当サイトはアフィリエイト広告を掲載しています

精神科スーパー救急病棟の看護師の入院時の役割ってどんなもの？

精神科スーパー救急病棟の看護師の入院時の役割について知りたいあなたへ、看護師としての業務上の役割、患者様に対してや医師、コメディカルに対して持つ役割についてお話します。

精神科スーパー救急病棟の看護師の入院時の役割

精神科スーパー救急病棟の看護師の入院時の役割について、これからご説明していきます。

精神科スーパー救急病棟は救急というくらいなので、24時間昼夜関係なく入院が来ます。

ここでお話するのは、措置入院についてになります。私が経験してきた病院での話になりますので、どの病院でも当てはまるわけではないことを最初にお断りさせていただきます。

近隣の精神科病院との協力で措置入院受け入れ日が設定されています。

措置入院受け入れ日には精神科指定医1名以上を含む精神科医2名以上の病棟勤務、精神科社会福祉士(以後PSW)が必ず勤務しています。

第一報がPSWに入ると病棟にも連絡が入ります。どんな状況で、何時ごろに病院に到着するかがわかります。医師の指示のもと病床をセッティングします。

たいていの場合保護室を使うことになるので、保護室準備として説明していきます。

一番重症な状態を想定して、ベッドに拘束具をセットします。着てきた衣類は全部脱いでいただくので、病衣とおむつ、ハルンバッグ、点滴一式をそろえます。

着てきた衣類、持参している私物を保管するためのケース。バイタル測定のための一式などとともに回診車に準備します。

到着時に連絡が入ると救急搬入口まで病棟スタッフが迎えに行きます。措置入院の場合警察官も一緒に搬送に携わります。

警察官が把握している情報を医師とともに聞き取ります。措置患者搬送隊とともにスーパー救急診察室に看護師も入り医師の診察を介助します。

疎通が取れないほど興奮している場合などには鎮静剤の用意もしますが、できる限り状況を患者様本人に説明して、入院加療になることを納得していただきます。

精神科スーパー救急病棟の看護師が入院時の患者様に対して持つ役割

興奮が強い患者様は、自分の状況が把握できないままにいろんなことが進んでしまうため、余計に混乱をしてしまうことが多くあります。

そのため看護師は、穏やかな口調に努め、「不自由なことを強いることになるけども、決してあなたを傷つけるつもりはありません。早く落ち着いて元の生活に戻るお手伝いをさせていただきたいのです。」と伝えます。

保護室に入り、全身を拘束された状況においても興奮が収まらない場合もあります。

頻回にベッドサイドに看護師二人以上で行き拘束具による循環障害の有無や、排泄、口渇の有無も確認し対応します。

全身を拘束された状態で、熟睡できることはなかなかありません。身体の動きが制限されるので、エコノミー症候群予防のために下肢のマッサージや、背部や臀部の除圧のために手を入れたりしながら少しでも苦痛が和らぐような対応をします。

精神科スーパー救急病棟の看護師が医師やコメディカルに対して持つ役割

入院後のバイタルサイン測定結果や観察した項目、本人の言動などをアセスメントして伝えます。

一番大事になるのが「自傷他害の恐れ」になります。自傷他害の恐れがあるうちは、保護室の使用や拘束具の使用の指示が解除されません。

患者様の情報を客観的に端的に伝える必要があります。主観が入るのは望ましくありません。

多職種の目で患者様をとらえ　1分1秒でも早く保護室や拘束などによる行動制限を解除できる方法を多職種で話し合い決定していきます。

なので、話し合いの場では、他者の意見を聞き、自分の意見を出し、その都度決められる決定事項をその話し合いに参加していなかったスタッフへも周知徹底していく必要があります。

いかがでしたか？

精神科スーパー救急病棟の看護師の入院時の役割についてお分かり頂けましたでしょうか？

入院時の対応が患者様のその後の入院生活に大きな影響を持ちます。その中で患者様の身の回りの世話をする看護師が一番患者様への影響力が多くなります。

興奮が強い患者様の興奮度合いを弱め、意思疎通が取れるようになる働きかけができた時に看護師としての役割を果たした達成感が味わえます。

そうした役割を果たし、達成感を味わってみたいと思われたあなた。看護師転職サイトを使ってみましょう。

看護師転職サイトなら、精神科スーパー救急病棟へ優先的に配属してもらえるという約束を取り付けてもらった上で採用試験を受けることができる場合もありますよ。

---

---